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きっぱん – 謝花きっぱん店

歴史
「きっぱん」は約300年前に中国・福州から琉球に伝わり、かつて琉球王朝で王府への献上品や、冊封使(さくほうし)の饗応(きょうおう)料理の一品として供されていた伝統菓子です。庶民が口にできるようになったのは明治以降であり、非常に手間のかかる菓子であることから現在では、那覇にある「謝花きっぱん店」が唯一その伝統を受け継ぎ、1888年から130年以上にわたり、製造・販売を続けています。
作り方
主な原料は沖縄の在来柑橘である「カーブチー」や「九年母(くねんぼ)」などで、それらを銅鍋で焦がさないようにじっくりと練り上げていきます。特に火加減の調整が難しく、長年の経験がものをいう工程です。今でもすべて手作業で作られており、完成までにはおよそ5日ほどかかるというなかなか手間のかかるお菓子です!
見た目や味などの特徴
白い砂糖の衣に包まれたきっぱんは、見た目にも上品な佇まい。8等分に切っていただくのが一般的で、ひと口かじると柑橘ならではの爽やかな香りとともに、しっかりとした甘さとほんのりとした苦味が口の中に広がります♪保存料や添加物は使っておらず、日持ちはだいたい10日ほど。素材の味をまっすぐに感じられる、素朴ながらも深みのある一品です。