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【葛飾区 山本亭】大正ロマン薫る美しい庭園で味わう至福のひととき

和洋折衷の歴史的邸宅

東京都葛飾区の柴又地区に位置する「山本亭」は、大正末期から昭和初期にかけて建てられた和洋折衷の建築物です。その独特なデザインと美しい庭園が多くの訪問者を魅了しています。

建築と歴史的背景

山本亭は、カメラ部品メーカーの創設者である山本栄之助が、1923年の関東大震災後に浅草から柴又に移住して建てた自宅です。この邸宅は4代にわたって山本家の住居として使用され、1991年に葛飾区が取得し、一般公開されました。建物の設計は、伝統的な書院造りの和風住宅に大理石のマントルピースステンドグラス、精巧なタペストリーなどを取り入れた洋風の要素が調和した和洋折衷のスタイルが特徴!

内部の装飾と施設

山本亭の内部は、大正時代のモダンなインテリアが随所に感じられます。旧玄関の黒玉石の床人力車の展示、そして鳳凰の間のモザイク模様の床ステンドグラスの窓は、当時の西欧文化への憧れを反映しています。居宅各部屋は和風の床の間ですが、モダンな照明や赤い絨毯が敷かれた長廊下が、和洋折衷な雰囲気を創り出しています。特に注目されるのは、ガラス障子を多用して開放感を持たせた設計で、自然光を多く取り入れることで、明るくゆったりとした空間です。

庭園の美しさ

山本亭の最大の見所は、約890平方メートルの純和風の書院庭園です。この庭園は池泉・築山・滝などを設けた典型的な書院庭園で、アメリカの日本庭園専門誌「Sukiya Living」で常に上位にランクインしており、2022年には第3位に選ばれました。庭園の設計には常緑樹を中心に植樹し、落葉樹を避けたため、年間を通して緑の風景を楽しむことができます!奥には築山があり、遠くまで広がる池の入江へと流れ落ちる滝が設けられており、自然の音色が心を癒してくれます♡

喫茶と季節限定メニュー

山本亭では、庭園を眺めながら抹茶和菓子を楽しむことができます。喫茶としても営業しており、メニューには温かい抹茶やコーヒー、および季節限定のお菓子が豊富!時期によっては冷し抹茶冷し甘酒などの期間限定の飲み物もあります。緑に包まれ、石橋や灯籠を眺め、池の水音に耳を傾けていると、いつの間にか親しい友人の家でゆったりとお茶を飲んでいるような感覚になるようです…!

位置と文化的重要性

山本亭は東京の北東部、葛飾区の柴又にある歴史的な街並みの一部であり、東京都初の国選定重要文化的景観「葛飾柴又の文化的景観」の重要な構成要素です。柴又は現在、東京の下町のひとつに数えられており、独特の歴史的景観を保ちながらも、活気と独特の伝統を守り続けている古い街並みが集まっています。 山本亭は、歴史と文化が息づく空間で、訪れる人々は心安らぐひとときを過ごすことができます。静かな庭園の中で過ごす時間は、都会の喧騒を忘れさせてくれる特別な体験。柴又を訪れる際には、ぜひ立ち寄ってみてください!

葛飾区 山本亭

〒125-0052東京都葛飾区柴又7丁目19−32

第3火曜定休 9:00~17:00

駐車場あり

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